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新刊案内、それからこの本も いま進行中のこと イベント、講演、朗読会

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       『推薦文、作家による作家の』(中村邦生編、風濤社)2,300円+税
       2018年10月刊行

       
       かつて文学全集華やかなりし頃ー
       その宣伝物たる〈内容見本〉も百花繚乱をみせた。





       

       『立』第十六号(立の会)定価300円
       2017年10月刊行

       
       昨年二十年周年を迎えた同人誌『立』は、今回の十六号が最終号となりました。
       中村邦生「台風も地震も戦争も」は、当サイト「文章のページ」にてご覧いただけます。





       
       
       『黒の会手帖』(黒の会)定価500円
       2017年11月刊行

       
       以前、同人誌「同時代」を発行していた黒の会より、この度『黒の会手帖』が創刊されました。
       中村邦生「夕陽が身にしみる(その1)」は、「文章のページ」でご覧いただけます。





       
       
       『〈交感〉自然・環境に呼応する心』(野田研一編、ミネルヴァ書房)7,500円+税
       2017年3月刊行

       
       「自然ー人間の関係学」への多面的アプローチ。その学的展開を世に問う。(帯文より)
       第Ⅰ部 交感論
       第Ⅱ部 交感幻想 (含、中村邦生「森を抜けるー空洞小譚」)






       
       
       『環境文学Ⅰ 文化のなかの自然』(野田研一ほか編、勉誠出版)3,000円+税
       2017年4月刊行

       
       Ⅰ 場所と記憶のあいだ  (含、対談「この風景を感知する」  小池昌代×中村邦生)
       Ⅱ 文化と言葉のあいだ
       Ⅲ 自然と生きもののあいだ
          ― 小池昌代と中村邦生の対談では、第一部の羅針盤の役割を担っており、経験
            に言葉をあたえることへの執着と言語的制約への葛藤は、他者表象の困難を
            呼びこみながら、同時に、創作の源泉でもあると語られる。(「はじめに」より)






       
       
       『読書空間、または記憶の舞台』(風濤社)、2,800円+税
       2017年3月刊行

       
       Ⅰ 読みの振幅  (含、中村邦生「読むこと、そして記憶の片影 ー 私が〈私〉を引用する」)
       Ⅱ 本の領域    (含、中村邦生「サナダムシと共生すること - 二つの書評的エッセイ」)
       Ⅲ 書物、その出会いの光景
       あとがき 中村邦生
        付、本をめぐる記憶のプロムナード - 54名への読書アンケート






       

       「同時代」第3次、第41号(黒の会、舷燈社)、1,500円+税
       2016年12月刊行

       特集 悪とは何か (含、中村邦生「悪人はどこにいる」)





       
       
       『小島信夫長篇集成 第⑨巻』(水声社)、6,000円+税
       2016年7月刊行

       
       《批評集成》《短篇集成》に続き刊行された《長篇集成》(全10巻)の刊行が終了しました。
       第⑨巻の巻末には、中村邦生による解説「記憶の片影をつなぎとめる」が掲載されています。






       
       
       『『罪と罰』をどう読むかードストエフスキー読書会』(水声社)、2,500円+税
       2015年10月刊行

       
       川崎浹×小野民樹×中村邦生による、『罪と罰』をめぐる鼎談集。
       初読の手引きとしても,再読の手掛かりとしても格好の『罪と罰』入門書です。






       

       「同時代」第3次、第40号(黒の会、舷燈社)、1,500円+税
       2016年6月刊行






       
       
       
       『風の湧くところ』(風濤社)、2,200円+税
       2015年10月刊行

       
       小説のような、そうでないような、でもやはり小説である、あわいに漂う言葉が集う作品集。
       モノとしての質感にこだわった、ユニークな装丁の本です。
       
       
       以下、帯文より。
       
       旺盛な好奇心が呼び寄せる
       〈不思議の断章ーフラグメントー〉
       少年時代のノスタルジー
       あるいは日常の陰影、
       または夢の奔流・・・・・・。
       エッセイか? 小説か?
       ショートストーリー19篇。



       以下、管理人からの感想ーー

       『遡行譚』からの数章を含め、この小説集は著者自身の『転落譚』(水声社、2011)だと感じ
       る部分が多くありました。
       その一方で、この小説集は、実にラジオ的だとも感じました。
       テレビのように、チャンネルを押して番組を目指すのではなく、各章、各節ごとに自分の手で
       ダイヤルを回すアナログチューニングのイメージです。
       しかも、チャンネルとチャンネルの間にも、やはり何かしらの音が流れている。
       小説の中であれ、小説と小説の間であれ、そこに流れている音というのは、収録作品の一つ
       「イグアナの耳」にあるように、「耳の奥にずっと残っている忘れられない思い出」ということな
       のだと思います。





       
       
       『はじめての文学講義ー読む・書く・味わう』(岩波ジュニア新書)、800円+税
       2015年7月刊行

       
       読むことを楽しむにはどんな方法がある? 魅力的な文章を書くにはどうしたらいい?
       その両面から文学の面白さ、深さを構造的に探っていく。太宰治をはじめ多種多様な
       文学作品をテキストにしながら、読むコツ、書くコツ、味わうコツを具体的に指南する。
       「文学大好き!」な現役の中学・高校生を対象にした「文学講義」をまとめた一冊。
       (裏表紙、見出しより)





       
       
       『書き出しは誘惑するー小説の楽しみ』(岩波ジュニア新書)、840円+税
       2014年1月刊行

       
       作品の手応えをどう伝えるか、誘いの力となる書き出しには、小説家たちの多彩なアイデアと
       工夫が凝縮されている。それらを導きの糸として、小説の魅力や読む楽しさを解説する。名作、
       問題作、異色作、あらゆるジャンルの小説を洋の東西、長短編にかかわらず多様な切り口から
       紹介する。(裏表紙、見出しより)





       
       
       『文学空間』(風濤社)10号(終刊号)号
       10年間編集を続けてきた二十世紀文学会の『文学空間』は、予定通りここで区切りとなった。
       オノデラユキさんの写真を使った伊勢功治氏のカバーデザインは、全10号並べてみると空間が
       小さなギャラリーに変わる。お二人に心から感謝! 
       今回の特集は「未完のポエティックス」。野村喜和夫のアフォリズム的思考が魅力的な言葉の揺
       蕩いを生む「魚群探知機」は傑作。
       私は断章的散文「カマキリ賛、または未完の虚構論」を執筆。








『小島信夫の書き込み本を読む』昭和女子大学図書館(水声社)、5000円+税
昭和女子大学図書館の「小島信夫文庫」に収められた蔵書、ノート、メモ、などの書き込みを読解
したエッセイと資料目録からなる。
私は、「亡霊の仕事――〈書く書く/読む〉のコンタクト・ゾーン」を執筆。また千石英世氏との対談
「書き込みに見る、小島信夫の読書術」を掲載した。





        

『文学空間』(風濤社)9号が発刊されました。特集は「〈晩年〉のかたち」。
今回のオノデラ・ユキさんの表紙の写真は「カメラ・シリーズ」からの一枚。
カバー・デザインを担当した伊勢功治さんの選定。
久しぶりに私も小文「残景――終わりに抗して」を掲載していますが、むしろゲストの三人の卓抜な
筆力による評論にご注目ください。
 生野毅「〈晩年〉という強度」
 吉村聡「百歳の後にいたりては――葛飾北斎に見る晩年論」
 猪俣和也「〈今〉に招かれる一条の光――小島信夫の晩年様式」





昭和女子大学図書館・編『小島信夫の読んだ本――小島信夫文庫蔵書目録』
(水声社)2012年月刊、5000円+税

副題にあるように昭和女子大学図書館の小島信夫文庫 の蔵書目録であるが、「書き込み本」
をめぐって貴重な報告を収録している(柿谷浩一、中西裕、太田鈴子)。またあえて自賛す
るが、千石英世、平井杏子、中村邦生による鼎談「小島信夫のマルジナリア」は、この作家
への新たな魅力を伝えるもので一読に値する。





『文学空間・08号――〈触〉の思考』(風濤社)2011年12月刊、1500円+税
編集委員を務めている二十世紀文学会の機関紙です。オノデラ・ユキさんの写真を使った伊勢
功治さんのカバー・デザインは相変わらず魅力的。今回のテーマは「触合い/表面の織りなす
ドラマ」と帯に記したように「触ること」をめぐる思索。ゲスト原稿は、芳川泰久「闇と触れ
る」、浜川仁「ナラティブの時空――『ジェイン・エア』における過触の問題」、エリザベス
・ビショップ作・小口末散訳「村里にて」(本邦初訳)、堀田展造「衝突」。私は志村邦彦名
義で、「微香、陰影に触れるための」と題する写真2葉による参加。






小池昌代『文字の導火線』(みすず書房)

詩、小説、エッセイのいずれの仕事でも、感性と思念の振幅を丁寧な言葉で紡ぎだしてきた詩人
の小池昌代はまた名うての書評家でもある。本書は『井戸に落ちた星』(みすず書房)に続くま
ことに魅力的な書評エッセイ集。この人の言葉を得た本は、どれも新たな生の輝きを放つ。
そんな小池昌代さんに『月の川をわたる』、『風の消息、それぞれの』、『チェーホフの夜』と
三つの小説集を書評していただいたが(『週刊読書人』)、今回の『文字の導火線』では、「草
をわけ、声がいく」という詩的セクションに後の二冊の書評が収められている。久しぶりに再読
し、その「草をわけ」いるような読みのプロセスに改めて刺激を受けた。なお、野田研一の『自
然を感じるこころ』(ちくまプリマー新書)も卓抜な視点で取り上げられている。





新刊案内①
『転落譚』(水声社)、2800円+税

厳粛な冗談か? 真摯な悪戯か? 終わりなき迷走/円環する「私」。

『水声通信』に連載が終わってから、いつ本になるのか少なからぬ問い合わせをいただきました
が、ようやく6月23日に刊行されました。
―「私」はある小説のあるページから、本の外に転落してしまった。どの小説にいたのだろう?
戻りたいが、戻れない。帰郷のための奇怪な旅がどこまでも続く。
生誕の災難から始まる冒険と奇想の物語です。


この本には、あるささやかな仕掛けがしてあります。気がつくと、「なんだこんなことか」と拍
し抜けするでしょうが、多少は暗い裏社会に明るくなるかもしれません。





新刊案内②
ポケット・アンソロジー『この愛のゆくえ』岩波文庫・別冊(岩波書店)940円+税
昨年刊行された『生の深みを覗く』の対をなす短篇小説アンソロジー。純愛から偏愛まで、
人間的なあまりに人間的な愛の姿を描く、魂のふるえる物語を26編集めました。

カルヴィーノ「魔法の庭」/チェーホフ「いたずら」/三島由紀夫「雨のなかの噴水」/
宮沢賢治「土神ときつね」/坂口安吾「恋をしに行く」/ユルスナール「源氏の君の最後の恋」/吉田知子「箱の夫」などの他に、レッシング「彼」やギャリ「地球の住人たち」の
本邦初訳の作品も含みます。

表紙も同じく大好きなマーク・ロスコの色面抽象画を使用。『生の深みを覗く』の試みに続き、
本書でも「解説・アンソロジーの作法」にロスコの色に重なる掌編小説を書きました。

なお、本書の詳細は岩波書店のホームページをご覧ください。





増刷が決まりました
『いま、きみを励ますことば―感情のレッスン』(岩波ジュニア新書)740円+税
危機の時代だからこそ、私自身も読みなおしています。
なお、岩波ジュニア新書の新しい本も準備にとりかかるところです。12月に脱稿予定ですが、折を見て紹介させていただきます。






『小島信夫・批評集成』(水声社)全8巻が完結
山崎勉、千石英世の両氏と編集委員を務めてきましたが、全巻大部にもかかわらず編集部の頑張
りで予定どおりに配本され、無事に完結となりました。今なお鮮烈な圧倒的な批評集成です。小
島信夫は小説家=批評家として一体化し、奔放な運動性を持っている文学者です。第一巻『現代
文学の進退』の解説を担当しで、「小島信夫という運動体」と題して書きました。






『〈風景〉のアメリカ文化学』野田研一編著(ミネルヴァ書房)
ユニークなアメリカ文化論です。
「風景」を批評的基軸にすえた独自の切り口を持つアメリカ文化論が12編収めら
れています。「トウモロコシとナイアガラと―〈風景〉を持ち運ぶ」を執筆してい
ます。『この愛のゆくえ』に収録したアンダーソンの傑作短篇小説「とうもろこし
の種まき」にも言及しています。
なお、本書と3部作をなす、『〈移動〉のアメリカ文化学』山里勝己編著、『〈都
市>〉のアメリカ文化学』笹田直人編著もそれぞれ斬新な視点で浮かび上がらせたア
メリカ文化論集で思考を刺激されます。