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書名 一部抜粋
  風の湧くところ
(風濤社、2015年10月) 
   小説のような、そうでないような、でもやはり小説である、
 あわいに漂う言葉が集う作品集。
   モノとしての質感にこだわった、ユニークな装丁の本です。

 以下は、帯文です。
 
  旺盛な好奇心が呼び寄せる
  〈不思議の断章ーフラグメントー〉
  少年時代のノスタルジー
  あるいは日常の陰影、
  または夢の奔流・・・・・・。
  エッセイか? 小説か?
  ショートストーリー19篇。
   転落譚
(水声社、2011年6月)
  いつしか本が手から滑り、床に落ちて、ふと我に返ったりする
 のは、誰にでも覚えがあるだろう。ときには意識が薄闇に溶け、
 微睡みの淵に到り、本のばたりと落下する音に驚くこともある。
 しかし残念ながら、このとき起こるいささか奇異な出来事につい
 て知っている者は今のところ皆無に近い。(冒頭部より)
 
チェーホフの夜
(水声社、2009年11月)


収録作品
 「冗談関係のメモリアル」
 「週末の仕事」
 「チェーホフの夜」
  何かを思い出そうとするとき、ぼんやり中空を見上げる。
  空にはひそかな記憶の貯えがあると考えた中世ラテンの賢者
 は誰であったか。(「チェーホフの夜」より)
風の消息、それぞれの
(作品社、2006年7月)

収録作品
 「森への招待」
 「泣き塾」
 「この道、通りゃんせ」
  風の動きを感じたければ、舌を出してみてください。
  森の小さな窪地で私たち一行の歩みが止まったとき、暗闇の
 中から先頭を進むガイドの前田君の声がした。(「森への招待」より)
月の川を渡る
(作品社、2004年6月)


 「ドッグ・ウォーカー」
 「月の川を渡る」
 「夜に誘われて」
  幽霊になれとおっしゃるのですね。かしこまりました。たいへん
 光栄に存じます。初めての経験ですので少し戸惑っておりますが、
 喜んでお引き受けします・・・・・・と敦史は書き出したものの、「幽
 霊」という言い方が、軽口めいている気がしてきて、事務的な返
 事に切り換えた。(「ドッグ・ウォーカー」より)